腎臓病の犬に適したドッグフード

腎臓病の犬に適したドッグフード

犬も高齢になると、あらゆる病気になりやすくなります。
中でも腎臓病は、犬の死因のトップ3に入る重大な病気です。

腎臓は一度悪くなると二度と再生できない器官の一つです。
腎臓病になってしまった場合には、進行を少しでも遅らせて長く病気と共存していくという措置が取られます。
ドッグフードも腎臓病に適したものへと変更する必要があります。
腎臓病の原因としては、急性のものだと、キノコや薬の誤飲などによる中毒が挙げられます。
慢性のものだと、塩分の摂りすぎや、老化に伴う機能不全などが挙げられます。
腎臓は、徐々に悪くなってしまう臓器なので、腎臓病の早期発見が不可欠です。
しかし、実際は、早期発見が難しいといえます。
たくさん水を飲むようになったり、食欲不振、頻尿などの症状がないかを日ごろから観察することが大切です。
早めに病気に気づくことで、腎臓病用のドッグフードに切り替えるタイミングも早まります。
腎臓病にとって食事療法は悪化させないためにも必要不可欠です。
腎臓病を持っている犬は、身体の中でリンやナトリウムを分解するはたらきが弱っているため、リンやナトリウムが含まれている量が少ないものを選ぶようにしましょう。
また、消化吸収を良くし、臓器のはたらきを促すのに必要な栄養素である、高たんぱくのフードを与えるようにしましょう。
さらに、水分の不足は腎臓に負担をかけてしまうので、水分を多く摂らせるようにしましょう。

腎臓を保護してくれる成分として、DHA(ドコサヘキサエン酸)や、EPA(エイコサペンタエン酸)などが挙げられます。
塩分を抑えつつこれらの成分をドッグフードに混ぜて与えると、腎臓を守ってくれる効果が期待できます。